機械式駐車場の点検

機械式駐車場は、都市部や商業施設などで設置台数がどんどん増えています。その一方で機械式駐車場で起こる重大な事故が問題になりつつあります。

一番多い事故は利用者が機械に挟まれて死亡してしまう事故です。機械に車を載せて動かすためには大きな力が働くので、人が巻き込まれてしまうと深刻になることがあります。


あるサイトによると機械式駐車場での事故の件数は半年で、死亡・重症に至った重大事故が少なくとも30件発生しているとのことです。その中でも、マンションにある駐車場が半分以上を占めていて、利用者が自ら操作する場合での事故が多くなっています。

このように事故が目立ってきているので、機械式駐車場の点検を強化するように求める声が高まっていました。


ではそもそも法律で機械式駐車場を点検することが義務付けられているのでしょうか。

例えばエレベーターは、定期検査が義務付けられています。しかし、機械式駐車場では法的な点検義務がありません。また、点検には費用がかかります。

適切な点検を実施するかどうかは管理者の選択に委ねられてきました。


機械式駐車場の点検を行う場合、点検の項目や頻度はばらつきがありました。

そこで国土交通省が点検業者を選ぶ際の目安として指針案を作成しました。


指針案には、安全装置・遠隔監視・搬送台車など装置ごとに200に及ぶ点検項目があります。また、実施間隔の目安も記載されており、事故防止のための人感センサーや非常停止ボタンなどの安全設備については、作動状況を1~2か月ごとに確認するようされています。

指針案は点検業者を選ぶ際に、業者のサービスが適正な水準に達しているかを判断する材料になると考えています。また点検業者側は、指針案を活用することで、サービスの向上が狙えると考えられます。


駐車場を取り巻く環境はどんどん変化しています。

これからの駐車場経営はよりシビアな目線が必要となるのかもしれません。


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