無断駐車の正しい対処法

最終更新: 2月6日

『無断駐車対応の正しい知識』

「自分の契約している場所に見知らぬ車がとまっていて駐車出来ません」といった連絡を利用者からもらうことがあります。オーナー、管理会社様たちの中にももしかすると過去経験のある方がいらっしゃるかもしれません。入口にシャッターやゲートの無い平置きの駐車場は特に無断駐車が起こりやすいです。

自分の管理している駐車場や敷地に勝手に車をとめられている、ましてやそのせいで自分の車がとめられないとなると無断駐車の相手に強い憤りを感じることでしょう。


しかしここで気をつけなければならないのは正しい対処をしなければ逆に無断駐車車両の所有者から損害賠償請求をされてしまう可能性があるということです。

駐車場の管理をしていると、こういった車の対応で「警告の張り紙を対象車に貼った」または「タイヤをロックして動かせないようした」といった話しを耳にすることがあります。気持ちはとても理解できるのですが、これらは誤った対応です。

タイヤをロックしたまま車を動かされ万が一破損した場合、逆にこちら側が損害賠償責任を負う立場になりかねません。これは日本の法律には「自力救済禁止の原則」があるからです。例え現地に「無断駐車を見つけた場合にはタイヤをロックします」と警告の看板を置いていてもNGです。(車に張り紙を貼って警告するのもやり方を間違えるとテープ跡がついた等相手側につけいる隙を与えてしまう場合があるので注意をしましょう。)

無断駐車をされたうえに損害賠償まで請求されてはたまりません。悔しさで夜も眠れないことでしょう。


では泣き寝入りするしかないのか、ここでいくつかの選択肢を記載させて頂きます。

【警察へ通報】

状況を説明すると警察の方で対応してもらえることがあります。車の所有者が分からなかった場合はまずは警察に対応依頼するのが良いでしょう。

下記実際に行ってもらった警察の対応方法です。

①現場で状況確認

②ナンバーから所有者判明

③連絡先の登録があれば電話

④周辺をパトカーで巡回し拡声器で呼びかけ

⑤駐車している車へ張り紙


【駐車車両の特定】

管轄の運輸支局に照会すれば「登録事項等証明書」を取得することができます。無断駐車期間や状況写真を提出のうえ運輸支局に判断してもらいます。その際印紙代300円の費用がかかります。(提出内容が認められれば基本的に当日取得できます)この書類で車持ち主の氏名や住所を判明させることができます。警告や請求をするために所有者情報を収集しましょう。


【損害賠償請求】

損害賠償請求により回収できるのは、被害者が実際に被った損害に相当する額だけです。「違法駐車罰金3万円」の看板をよく見かけますが法的根拠が無いため請求できません。正しい請求を行うために駐車期間が分かるよう写真を残すまたは領収書等で詳細に記録を残しておきましょう


※必ず請求内容に法的根拠があるかを確認しましょう

しかしこういった手続きには手間と時間がかかるうえ、弁護士に依頼をすると費用もかかります。悲しくも駐車場の場合だとわりに合わないことも多いため、カラーコーンを置くまたは駐車禁止の掲示をする等、事前の予防をするのが賢明でしょう。とはいえ駐車場利用者にはモラルを持った行動を心がけて欲しいと願うばかりです。

無断駐車が2、3日で無くなれば良いのですが、これが1ヵ月2ヵ月も駐車されているとなると放置自動車の可能性がでてきます。この場合は早急に対応する必要があります。


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